人工透析
人工透析にはおよそ週3回、一か月で12回必要で、高額な治療費がかかります。患者様の経済的な負担が軽減されるように医療費の公的助成制度が確立しています。透析患者は、必要な手続きをすることで次のような制度を利用することができます。
医療保険の長期高額疾病(特定疾病)
各保険者より、特定の疾病治療が高額になるため、高額療養費の特例として(一般の高額療養費とは異なる)保険給付されます。透析治療の自己負担は1か月1万円が上限となります。ただし、一定以上の所得のある人は2万円が上限になります。また外来・薬局等、それぞれでの負担となります。
申請後、「特定疾病療養受領証」が交付され、助成が受けられるようになります。
自立支援医療(更生・育成医療)
障害者・児の身体的障害を軽減させる目的で受ける医療費について、血液透析を受けた場合の自己負担分を国制度で助成します。世帯の所得により自己負担があります。
助成を受けるには身体障害者手帳の交付を受け、治療を受ける医療機関が自立支援医療機関の指定を受けていることが必要です。
重度心身障害者医療費助成制度
身体障害者手帳1,2級(一部の県では3級まで)の障害者が医療を受けた場合に、医療保険や自立支援医療などの自己負担分に対して、各都道府県や市区町村が独自の制度として助成を行っています。
この制度は、都道府県または市区町村により、名称、所得制限の有無、助成対象、一部負担金が異なります。
外来(泌尿器科)
診療費には一般的な費用(初診料や検査料)の他に、以下の内容の加算が費用としてかかります。
医療情報取得加算
電子資格確認を行う体制を有して質の高い診療を実施するための十分な情報、及び活用して診療を行っております。
明細書発行体制等加算
診療明細書は患者様に無償で交付させていただいております。
一般名処方加算
薬剤の一般名称を記載する処方箋を交付する場合に、一般名処方の趣旨を患者様に十分に説明して処方させていただきます。
医療情報・システム基盤整備体制充実加算
当院ではマイナンバーカードによるオンライン資格確認を行っております。オンライン資格確認による情報(受診歴、薬剤情報、特定健診情報、その他必要な診療情報)を取得して活用しています。受付時には、正確な情報を取得・活用するために、マイナ保険証(マイナンバーカード)によるオンライン資格確認等のご利用にご協力お願い致します。
電子処方せん
当院では、電子処方せんに対応しております。
「電子処方せん」とは、これまで紙で発行していた処方せんを電子化したものです。
電子処方箋のメリット・利用ステップQ&A
詳しくは、厚生労働省HPもご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/denshishohousen_kokumin.html